2018年10月06日

大久野島2018年版

大久野島旅行記 二〇一八年十月六日現在

 平成30年10月5日(金)、6日、一泊で大久野島へ行ってきました。
 埠頭ちかくにたむろしてるうさぎを見て、小学六年生ぐらいの男の子が、父親らしき男に、
「なんでここで遊べないの?」
 と聞いていました。
「休暇村のホテルに着いたら、思いっきり遊べるよ」
 と、父親が言うと、
「そこにはうさぎがいっぱいいるの?」





 どうやらわたしたちが3年前に来たときより、うさぎの数が減っていて、以前は800羽いたのが今は700羽になっているようです。男の子はがっかりしたようでした。
 休暇村のホテルに着いて、三時半頃までキャベツを与えてうさぎさんと戯れました。
 ところが、そのキャベツをうばう小さな影。
「ネズミだわ!」
 義母が悲鳴を上げます。どうやら家ネズミが出没している模様。
「猫を飼えばいいのに。でも、子ウサギを食うからダメかな」
 夫がひとりでつぶやいていました。





 その夜は、うみぼたるを見ました。
 ホテルの一室に案内された30名ぐらいの観光客が、うみぼたるの観測に。
 ホテルの女性従業員の解説によると、うみぼたるが、学校給食のカレーライスに似ているといいます。写真をかざして、このルーのところが内臓で、コメのところが頭で、皿のところが殻だと言うのでした。
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それから、イラスト付のクイズを出しました。

 まずは、うみぼたるの食べ物はなにか?
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 海の海藻だと思う人は、手を上げて!
 
 わたしは、海藻だと思ったので1番に手を上げました。
 ところが、正解は2番。うみぼたるは、魚の死骸を食べる肉食のプランクトンで、別名海のピラニア、海の掃除屋さんと呼ばれているそうです。
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その後、うみぼたるは、どんなときに光るでしょう?
 というクイズ。


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手を上げた人は割れましたが、正解は全部です。
  このうみぼたるは、ルシフェリン+酸素で、ルシフェラーゼというものになり、それが発光させるのだとか。

 最後に電気を通電して、発光させます。

 

この映像は、うさぎさんの動画つきです。(5分後にうみぼたる動画)

 春から夏にかけて、海がひかるという話があり、このイベントは終了しました。

 

イベントのあった日に、アワビの活け造りを食べて大満足!
 食事そのものはバイキングです。

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翌日は、うさぎにニンジンを与えて、
「さすがキャベツより食いつきが違う」
 と感心し、おみやげを買って帰りました。








posted by アスリア at 18:28| Comment(0) | エッセイ

2018年10月08日

お月さまときつね

   
    お月さまときつね
   
    森の中にきつねがいました。夜になるときつねは、森のちいさな池に行って、お月さまをながめるのでした。この日も金色のまんまるお月さまが、きらきらと森を照らしていました。「こんばんは、お月さま」
きつねは、池のお月さまに話しかけました。
「きつねさん、いつも見守ってくれて、ありがとう」
お月さまも、ごあいさつしました。きつねはお月さまの元気そうな顔を見て、
「ぼくもそっちに行きたいな」
と言いました。
「ちゃんと来れるよ。簡単だよ」
お月さまは、ニコニコわらっています。
「ええっ。どうするの?」
きつねが言うと、お月さまは、
「空へのきっぷを頭にのせて、池にとびこめばいいんだよ」
「空へのきっぷ?」
きつねは、ふしぎそうに聞き返します。お月さまは、
「木の葉だよ。おじいさんからもらったでしょう?」
そうです。人間に変身できる木の葉を、きつねは持っていたのでした。どうやらその木の葉は、変身できるだけではないようです。
きつねは家にもどって木の葉をとりだし、頭につけました。そして池のほとりへと歩みよりました。すると月の光が射し込んできて、木の葉が青く光りました。
「えいやっ!」
きつねは、思い切って池の中に飛び込みました。とたん、池が波打ち、大きな穴が開いて、そのままきつねを飲み込んだかと思うと、きつねは月の世界にたどりついていました。
月の世界はしずかで、ひらひらと美しい蝶や、見たこともない花が咲いていました。かぐわしい匂いがあたりいちめんただよっています。
  ところがそこへ、いじわるな黒い雲が、月をいじめにやってきたのです。びゅうびゅう冷たい風が吹き、月の花びらは舞い散って、蝶はどこかへ消えてしまいました。きつねは雲にむかって、
「けーん!」
ととびかかっていきました。
「お月さまをいじめるな!」
とドロドロした雲に爪を立てると、雲はぎゃあと言ってたいさんしてしまいました。
その拍子にきつねは、どっぼーん!
はるか下にある森の池へと、まっすぐ落ちていきました。
「きつねさん、だいじょうぶ?」
お月さまは、心配そうです。きつねは池からあがりました。からだはふしぎと濡れていませんでした。ふと、頭をなでてみました。
「あれっ。ない。空へのきっぷになる、あの木の葉がない」
「たいへん! どうしましょう!」
お月さまは、しばらくしてから決意しました。
「わかったわ、わたしのたったひとつの金メダルをプレゼントしましょう。これを使って、わたしの国にいらっしゃい」
お月さまは、そう言って高い空からメダルを池に落としました。
きつねは、胸を張ってそれを頭からさげ、
「どうもありがとう、お月さま」
と言いました。
    

posted by アスリア at 15:30| Comment(0) | 創作エッセイファンタジー