2018年09月11日

500字程度エッセイ集:005 鯉のはなシアター

広島に住んでいると、カープと原爆の話を毎日のように聞かされます。
  平成30年9月9日(日)時点で、カープは五連敗中。
七連勝の後だけに、「マジックが帳消しになるのでは?」なんて義母と話しておりました。
おとつい、『鯉のはなシアター』という本を読む機会があって、それによると、カープが貧乏球団だった頃、合宿する場所もなく、ある旅館の女将が自分の家財や土地を売って、カープを養ってあげたって話が載ってました。
そして、熱狂的なファンが、巨人軍の選手にビール瓶を投げつけてけがをさせ、巨人が「今後ゲームしない」って言ったとき、身代わりに二人の男が出頭した話も載ってました。
娘さんは、父親が犯罪者になったので悲しかったけれど、実はそれが違っていたという新聞の報道に驚き、感動したと言うことです。
あるサイトには、スポーツ店がカープに無償でユニフォームを提供し続け、そのせいで倒産しちゃった話も載ってました。
弱小だったカープでしたが、いまや三連覇が目前。わたしも応援してくれる家族のために、がんばろう!

posted by アスリア at 08:23| Comment(0) | エッセイ

2018年09月10日

500字程度エッセイ集:秋の風鈴

<くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 飯田 蛇笏(いいだ だこつ)>
飯田蛇笏の句は、夏の季語『風鈴』と季語『秋』の季重なりです。なのに、不自然さを感じさせません。

立秋を過ぎ、残暑もひと段落。そんなときにしまい忘れた風鈴が、チリンチリン鳴っている。それがいっそう、秋のもの悲しさを感じさせる句です。

最近、台風がひどいので、風鈴どころの騒ぎではありません。そもそもエアコンの効いた部屋で風鈴はあり得ないかもしれません。でもわたしは風鈴を持ってます。水族館の海響館でゲットした、陶器製のイルカの風鈴。風があたる帯のところは、引っ越しの時にちぎれてしまいましたが、水色の風鈴は無事でした。帯がないので風があたっても鳴りませんが、かわいいのでいまだに持ってます。

鳴らない風鈴をよそに、季節は刻々と秋から冬へと向かっています。街に、長袖のシャツ姿の女性も散見します。
わたしはまだ半袖のブラウスとチノパン姿。
道のあじさいは枯れて花を切られ、ヒマワリは抜かれて皇帝ダリアが植えられています。
空を飛ぶ水鳥たちは、いまはセキレイすら見あたりません。
今年もあと三ヶ月を切りました。今後も平和でありますように

posted by アスリア at 07:30| Comment(0) | エッセイ

2018年09月09日

500字程度エッセイ集:保育園の散歩

ある晴れた近所での出来事。保育園のそばを歩いていると、三歳ぐらいの子どもたちが、ゾロゾロ歩いている。そして、その子どもたちの四人に一人、保母さんがついているのでした。子どもたちは、近くの公園まで散歩に出かけるところだったらしいのです。

オムツも取れていない子どもたちを、保母さんは持て余しています。
「せんせー、だっこー」
道路から手を伸ばして駄々をこねる子どもを引っ張る保母さん。
「ほら、立って。歩きなさい」
そしてその脇では、ハイハイしながら脱走を試みる子どももいます。

ほとんど混乱状態です(汗)

やさしく言っても聞かないし、だからといって厳しく言ったら園内で暴言を吐いたと言われるし、保母さんってつらいよね……気の毒です。

こういうときこそ、AIロボットが必要ではなかろうかと愚考するわたし。
子どもの行動パターンを読み、対処していくには、現状ではあきらかに人手不足なのですよね。体力も気力もいるし、ボロボロになりそうです。

有能な助手になりそうなロボット。
子どもたちの未来を任せられるかどうかは、今後の研究にかかっています。
子どもたちがよってたかって、いじくって壊す可能性も、なきにしもあらず。

posted by アスリア at 12:05| Comment(0) | エッセイ